DXとは?

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、進歩したデジタル技術を活用し、社内の業務だけでなく、お客さま・市場との繋がり方、さらにはビジネスのあり方そのものまでも変えていく変革の姿です。デジタルだからこそ実現する手法で自社の強みを引き出して、生産性と付加価値を高めていくことがDXです。

DXとは... 例えばこんなストーリー

あるところに、地元で採れる新鮮な野菜を活かしたレストランが有りました。地元の農家が色や形が不揃いで値がつかない野菜を継続的に仕入れています。料理にすれば何の遜色もなく、新鮮な野菜が安くて美味しいその店は評判になります。

この店は、必要な野菜を農家に発注するために簡単なシステムを用意しました。店内で使用するオーダー端末からデータを取り出し、各メニューがどれだけ提供されたかをカウントします。メニュー毎に、必要なレシピのデータを予めシステムに登録しておくと、注文を取るたびに消費する野菜の量が自動的に算出されます。野菜の適切な発注量をシステムで計算させて、店長が確認したらワンタッチで契約農家にLINEで注文内容が発信されます。
これにより、野菜の在庫確認から注文までの手間が大幅に削減できました。

ある時このレストランの店主は、東京の小さなレストランが野菜の仕入先を探していることを知り、自分の店で加工した野菜を送ります。料理に使いやすいようにカットされたり、下ごしらえされた野菜は、東京のレストランの狭いキッチンではとても便利で、人手も思うように集まらない飲食業界にとっては好都合でした。早速その加工済み野菜を採用したレストランでは、例のオーダー端末と連携した発注システムも一緒に導入します。
東京のレストランは、人手を掛けずに野菜を発注でき、安くて新鮮な加工済み野菜が手に入るようになります。地方のレストランでも東京から注文を取る手間をかけずに、すぐ農家に発注ができるので、ビジネスが拡大しているのに事務処理に人手を割かれることは有りません。農家・地方のレストラン・東京のレストランの間で、データが共有化され、先が見通せるようになると更に可能性が高まります。

このようにして、自社業務の効率化に留まらず、業務のデジタル化を背景に新たな視点でビジネスを拡大したり、業態の転換を図ったりして、取引先も巻き込んでメリットが生まれる考え方がDXです。先程の地方のレストランは、契約農家とともに野菜を生産し、加工と卸売を担う立派な6次産業に発展していくでしょう。アイディア次第でシンプルなシステム導入でも大きな成果が生まれる...そんなDXに貴社も是非チャレンジしてみませんか。

DX推進メニューの一例

貴社の課題や目指すべき姿をお聞かせいただき、 以下のような様々な道具(ソリューション)を活用し、共に解決策を考えるコンサルテーションを提供致します。
  • OCR (アナログ文字をデジタルに)
  • RPA (PCの繰り返し作業自動化)
  • ワークフロー (承認申請・決済・指示出し)
  • BI (データの蓄積・分析)
  • コミュニケーション (メール・チャット・ビデオ会議)
  • SFA・CRM (営業支援・顧客管理)
  • デジタルマーケティング (ネット集客・営業)
  • WEBページ (ページ制作・ショップ構築)
  • 取引書類デジタル化 (請求書・発注書 ペーパーレス)
  • 社内文書デジタル化 (給与明細・経費精算 ペーパーレス)
  • 受発注のデジタル化 (見積・発注・請求書をシステム上で)
  • 文書管理 (電子帳簿保存準拠)

DXの進め方 DXはIT化や紙のデジタル化とどう違うのか?

DXは3つのステップに分割することができます。

ステップ1:「アナログからデジタルへ(デジタイゼーション)」 ここの業務を改善。毎回人手で作業していた入力・資料作成・印刷・保存などをデジタル化して効率化。ステップ2:「業務フローの自動化・データの分析・活用(デジタライゼーション)」ステップ3:「ビジネスモデルの変革(DX)」

STEP 01:「アナログからデジタルへ(デジタイゼーション)」

  • 個々の業務を改善。
  • 毎回人手で作業していた入力・資料作成・印刷・保存などをデジタル化して効率化。

STEP 02:「業務フローの自動化・データの分析・活用(デジタライゼーション)」

  • 顧客や仕入先との受発注や請求・支払いの流れ、社内の承認・決済など、一貫してデジタル化。
  • 社内外を超えて仕事がデータとして流れていく。
  • 同時に蓄積したデータ分析で顧客・市場のニーズ把握や自社の生産・サービスの改善に繋げる。

STEP 03:「ビジネスモデルの変革(DX)」

  • デジタル化を前提に、ビジネスモデルの再構築・新規事業を検討。
  • ターゲットとなる顧客層・市場・国を変えてみる。
  • 販売方法を対面からECにシフトし、営業・マーケティング手法も変革。
  • AIで市場予測をしながら販売・在庫・物流のロスを大幅削減。

DX推進の必須ポイント

  • 経営者の積極的な変革への関与
  • 外部専門家のアドバイス・提案
  • 社内プロジェクトの活性化
  • デジタル・ネイティブ世代の登用
  • 顧客目線・市場ニーズ・データによる分析・判断

DXセミナーの紹介

あらゆるメディアで「DX」という言葉に触れる頻度が増え、関連する商品の宣伝も盛んになっています。「何か行動を起こさなければ」とお考えの経営者の方も多いのではと思います。​一方で、DXの本質は? どう進めるのが正しいのか? 少なからず疑問に感じておられる方も多いのでは無いでしょうか?​

そこでこの度、DXが必要とされる背景や、その手法・身近な事例を紹介しながら、今日からDXの取り組みをスタートして頂けるような情報をお伝え致します。​

YouTubeによる動画配信方式のため、時間と場所を選ばず繰り返しご視聴頂けます。

オンラインセミナー

セッション①「中小企業のためのDXセミナー」

  • DXの意味を、改めて整理する​
  • なぜ日本政府はDXの推進に力を注ぐのか?​
  • DXは、IT化や紙のデジタル化と異なるのか?​
  • DXの進め方​
  • DXを支えるツールの一例​
  • 身近な事例でDXを理解する​

※内容は変更になる場合が有ります。予めご了承ください。​

セッション②「もし住宅業界で営業DXしたら」

  • 住宅業界 市場規模の傾向
  • 市場を先読みした体制づくりのためのDX
  • (1) 新たなお客様との出会い
  • (2) 提案・成約・建築・引き渡し
  • (3) 継続アフター・リフォーム
  • 何十年にも及ぶお付き合い「仕組み化」

※内容は変更になる場合が有ります。予めご了承ください。​

講師紹介

株式会社エム・エス・アイ 執行役員 カスタマーサクセス推進部
宍戸 秀雄

テレワークで注目を集める各種クラウドサービスを駆使して、地方の企業が生産性を高めるためのお手伝いをしています。特に中小企業にとって最も必要な「経営者のITへの携わり」に情熱を持って取り組んでいます。

株式会社エム・エス・アイ 執行役員 カスタマーサクセス推進部 宍戸 秀雄

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